福島県郡山市でメディアの運営や企業さまのブランディングに関わる広告・グラフィックの制作、マーケティング支援などのコンサルティング事業を行っているワイヤードブレインズの代表取締役社長曽我さんへインタビューを行ってきました。
ワイアードブレインズ 会社の設立背景
そもそも曽我さんがこの会社を作ろうと思ったきっかけは何だったんですか。
ワイヤードブレインズ代表取締役曽我(以下曽我):きっかけはそれこそ元リクルートにいて、結構リクルートってみんな独立思考あるじゃないですか。
でも、僕やめたの25なんですけど、その当時自分が独立するイメージっていうのはあんまりなくて。
だからあんまり独立って感じはなくて。
ただ、頭の片隅にはあったので、独立するんだったら地元の広告業界って決めていたので、地元の1代で独立して立ち上げている会社さんに就職しようと思って広告会社に就職して、広告に関するディレクションだったり営業もやってたりして、で1番のきっかけは震災で。
震災が僕29の時だったんですけど、その時にいつか独立しようと思ってたのをいつかっていうのを決めないといけないなと思って。
なるほど。
曽我:というのも、あのー3つ決めたんですよ。29のときに。
1つは、35で独立するということと、あとただそれまでにクライアントさんがお客さんでいたので、その人たちに曽我と出会えて仕事できて良かったな、と思ってもらえるように5年間いまの仕事頑張ろうって。
で、3つ目が10年後もう過ぎちゃいましたけど、2021年に亡くなられた方がいっぱいなんであれなんですけど、あの震災があって良かったなって人生にしたいと思って。
要するに、この震災の10年後にポジティブに捉えられる人間になろうと思ったので、その3つを決めてで35の時に29のときに決めたので35の9月13日に登記したんですけど、誕生日6月15なので、36の二日前にぎりぎりセーフで独立したっていう感じです。
なんとか間に合って。
曽我: なんとか間に合って(笑)
なるほど、実際なんかその、なんかなんとなくぼんやりこう会社作ろう、独立したいなぁと思ってて、でも決めないといけないなとその決めないといけないってもちろん震災がきっかけだと言ったと思うんですけど、きっかけをもうちょっと具体的に言うとどんな思いで決めようと思ったんですか?
曽我: えーとその、起業家って多分いろんなパターンいると思うんですけど、要するになんかこう0を1にできる人で、やっぱりまあ創業者としてはそっちの方が向いてると思うんですけど、ずっとやっぱクライアントさんのために広告とかを通して、どうやったらこの人の売り上げになるかとかそれこそ人材がどうやったら集まるかとかというのを考えて、まあどっちかって言うと0を1ってするよりも1を10にしてくような人間だなと思ってたんですね。
で、ってことはやっぱり起業って向いてないのかなって思ってたんですけど。
ただ、やっぱりいろんなとこに相談した時、なんかこうお前ならできんじゃんとか。もし独立するなら応援するよ、とかっていうその人の支えっていうのがあるって事は、なんかこう起業する価値があるんじゃないかと思ったんですね。
その人達のために。なので、ある意味背中を押してもらって起業したっていう感じですかね。
なるほど。その時に起業したって誕生日ぎりぎり前に起業して、その時の気持ちっていうと「やっと起業した」なのか「いややっちまったー」なのかどんな気持ちだったんですか?
曽我: 起業した時ほんとあれですよ。
もう、やってやるぞって感じですけど、何て言うんですかね。
あの時の気持ちと今の気持ち5年経ってるんですけど、多少のズレはありますけど。
ただ、やってくと想定していなかったこととか出てくるじゃないですか。
それこそ人のこと、その…人で困ってはないですけど、それこそキャッシュフローとか、より長い現実的な経営とかってなってくるとやっぱり大概、経営者の悩みってひとくくりにお金だと思うんですよ。
そうですね。
曽我: で、別にこれがあのーうまく回っているときは特にそんな悩みはなくて。
ないですね(笑)
曽我: いかに、このこれ(お金)をきちんとやって行くかみたいなところで、やっぱりこう理想に掲げていたことと現実っていうのは間違ってはいないんだろうけど、やっぱりそれなりに数字が付いて来なかったりとかしたときに悩むじゃないてすか。
そうするとこう最初に思っていたことが間違っていたのかな、とかブレてくるんですけど、ただ、これブレたらなんかそのあんとき起業したときの思いをなんか無駄にしちゃうなと思うので、あんま固執する気もないんですけど、心の支えとして起業した時の気持ちっていうのは大事にしてると言うか。
なるほど、起業した時の気持ちっていうのは「やってやるぞ」っていう。
曽我: そうですね。やってやるぞと思って。
もう少しその「やってやるぞ」っていうところで、こんなことを福島でやりたいんだだったり、会社を通してどんなことを貢献したいとかね。どんなことをしたい、やってやるぞの背景、どんなお気持ちだったんですか。
曽我: えっと、まずはやっぱりそのきっかけっていうのは震災っていうのがあって。
僕が起業したのが、多分震災後から5年とかだと思うんですけど、まず1つは、この5年で曲がりなりにも福島の企業って立ち上がって営業再開して経済活動してる。
で、まあこの世界的に見ても未曾有の大震災があった地で頑張ってる経営者だったり頑張ってる会社、社員っていうところに何らかのリクルートでいうナレッジがあるんじゃないかって思ったので、そのナレッジをうまく顕在化させて、ブランディングもそうですし、動画インタビューとかもそうなんですけど、なんか顕在化させて世界に何か発信したいなと思ったんですよ。
なんで最初は、最初っていうかその当時はそれを思ってて、でどっちかっていうとなんていうか今もそうなんですけど、今県外のお客さんとかもいるんでアレなんですけど、例えばブランディングをやるにしてもなんか僕が答えを持ってるって思われるんですけど、ぶっちゃけあんま僕は答えを持っていなくて。
まあ曽我さんに頼めば回答っていうかしてくれるよ、じゃなくて。
曽我: なんですけど、どっちかっていうと多分その会社に答えがあって、それをどうやってこう引き出して顕在化させて、それをどう世の中に伝えていくかみたいなことかなと思っているので。
今けっこう差別化ってすごい難しくて、何とって別に満足できる疑問だったりスペックっていうのはあるので、じゃあ機能面の差別化で差別化できないと言うと、コストでの差別化になってきてコストでの差別化になるとやっぱりでっかいところが勝つと、マーケットシェアを取ってるところが勝つので、やっぱりそこじゃないとこで差別化するって言うとやっぱり僕は人だなと思ってるので、だから経営者なりにフォーカスしていくっていうところが、結局は他との違いを生み出すポイントなのかなと思っていて。
なるほど。経営者での差別化のポイントってところでいうと、そこに情報の発信の仕方とかそれをしっかり引き出してあげる、みたいなところを曽我さんがこう入っていって関わったとこでしっかり明確にしていくっていうか。
曽我: そうですね。
なんか往々にしてウチ制作会社なんで、例えば動画を作りたいとか、ホームページを作りたいんですけど、っていうご相談を受けるんですけど、制作会社になっちゃうとっていうか、どんなホームページを作ります?って話に最初だとなっちゃって。
あー。
曽我: で、じゃあかっこいいのとか、そういう話になっちゃう。
ウチはなんのためにホームページを作るんですかっていうところから聞くようにしてて、要するに課題があるから何かを変えたくてホームページを作るというものだと思うので。
何かどういうホームページかってよりか、何で作りたいのかっていうところをお聞きして、したらこれホームページじゃないかもしれないですねっていうことにもなるかもしれない
そうですよね。
曽我: なので、そこをインサイトしていくと結局こういう課題があって、こうなりたいんだけどここの課題によってその経営者のビジョンとのギャップをどうやって埋めるか、というとこになんの媒体・メディアを使うかって言うことになると思うので、ここの現在地点とビジョンとを顕在化させてこのギャップの三角形を何で埋めていくかみたいな。
なるほど。もしかしたら制作で一回じゃあ制作でもあるかもしれないですし、制作じゃないかもしれないし、それは分からないけども何をしたいのかってところをしっかり明確化してあげて、その手段をご提案するってことですね。
曽我: なので、けっこうそれこそ他の会社さんがどういうやり方をしているかは分からないですけど、ウチはやっばり結構オーダーメイドでやってるので、そこが強みでもあるんてすけど。
曽我:これはまあできるかどうかですけど、オーダーメイドって手間と労力がかかる。
すると、それに見合うコストっていうのがね。
その分かかってきますから、そうするとそれなりのね、いただかないとね。
曽我: なので、そこってやっば限界もあるんだろうし、っていうところで、会社やってて多分もっと簡単に儲けようと思ったら儲けられると思うんですよ。まあ分かんないですよ。
変な話、例えばああいう商品を売ったりフォーマットに落とし込んだりね。やろうと思えばできるけど。
曽我: それは別にウチでやることじゃないなって思うので、っていうところの現実と理想との間。
苦しいってことですね。
曽我: そうですね。それで別になんかそこで石落として、きちんとお金を回っていけば制作スタッフもそれになんかお客さんが喜んでるのねっていう循環して回っていくのが一番いいパターンなんだったらと思うんですけど。
経営者とするとすぐお金も必要だし。
曽我: そうっすねリアルな話。
その効率的にも進めたいし、でもお客さんのことを考えるとそれでいいのかって。
曽我: はい。だから結局何か多分、この業界とか志望される方って、さっきの話で言うと、ある意味 ”0” ”1” にする人間なんですよ。
先ほど言ったオーダーメイドで作るので、それまでのいろんな経験はあるにしろ、そのお客さんのものを今までなかったものを作るので、これけっこう逆を考えると、作ったら終わりってことなんですね。
うんうん。
曽我: これ反復性がないんすよ。
言うなれば、1回やったらもうそれでお客さんとの関係、終わっちゃうってことですよね。
曽我: ただ、もちろんその後、常々こう課題っていうのが出てくるのであれですけど、1制作物っていうことを考えると、じゃA社に作ったホームページをB社に売れますかっていうと売れないので、ここって結構あの制作クリエイティブやってる人のジレンマではあると思うんですよね。
なるほど。なるほどな。確かにそう言われると。
曽我: だからそこは、人材、そのリソース、僕も含めてやっぱりどっかで分配していかないと、すごいみんなパンパンで仕事をしてるんですよね。
だけど、やっぱり手間かける部分コストが上がっていくので、そうすると利益と減ってくるので、じゃその分転嫁できるかっていうと、なかなか難しい。
うん。でも、お客さんはその点の求めてるところのレベルもあるし、さっきも妥協したくないしっていうようなですね。そうですよね。そうすると今のままやらなきゃいけないけれども、でもこのまま続けていくとこうなんかもう少しこうなってから収益のところもしっかりしたいと。
曽我: そうですね。だから、すげえこれリアルな話をしてますけど、なんか大丈夫ですかね(笑)
すごいわかるんですよ。それは。
曽我: なんか、僕も食っていけるには食っていけるんですよ
うん。
曽我: ただ、この会社を50人にしようとか100人にしようとか、っていう考えはなくて。
ただ、何か食ってけばいいんで、って話じゃないすか。
そこで何か仕事が充実してっていうところには言い訳なんか充実してるからいいやっていう話でもなくて、やっぱり会社としてやっぱ儲けを出して、それをやっぱり会社に社員に分配をするっていうのが、会社の役目だし経営者の役目なので。
やっぱり、もっともっとお給料とかあげたいし、っていうところはあるんですけど、でこれからじゃどういう。
もちろんその、いろんな商品設計とか、ビジネスモデルっていうものをやってく。
ただ、僕らって結局、常日頃ノウハウは貯めてってるんですね。
なので、このノウハウを、いつか多分マネタイズできるポイントは来ると思ってるので。
だからこそ今は中途半端にもの作りをしない、と。
一生懸命やることによってそれがノウハウで貯まってきてるから、必ずそれを活かせるタイミングが来ると。
曽我: 信じている(笑)。
でも、そういったときノウハウを貯めるのに何かお金目線で言っちゃって、力抜くようなことはしない、やっぱり全力でやってくることで、貯まるのノウハウですよね。それが、多分本物のなんでしょうね。今後、ノウハウになっていくってことですよね。
曽我: だと思います。そう思います。
ワイアードブレインズ 会社の現状
実際、福島のその市場っていうか福島市場と郡山こう回っていて、お客さんのその反応というのがその全力でやっていくことに対するお客さんの反応であったりですとか、曽我さんにお客さんが求めることとかよく言ってくる言葉みたいなとかってどんなものがありますかね。それだけ一生懸命やってるところですから。
曽我: なんかそもそもで言うと、今あのー県内だろうが県外だろうがっていうところにあんまりこだわってなくて。これはやっぱりコロナ禍っていうのがあってリモートっていうのがあって。
結局、リモートって何かよく言われるのは東京の人が、別に地方で働いてもオンタイムで働けるしっていうことだと思うんですけど、これ逆を取ると地方が別に東京行かなくても、東京の仕事できることだと思って。
今、実際やってるのは東京でのクライアントの開発っていうのは東京とか首都圏分っていうのはやっていて。
そこの双方向性というか。これローカルにいると。首都圏の今の上場会社の案件で、これプレゼンんなんですけど、やってるんですけど。通用するのかって思う。
あーなるほど。首都圏の企業にローカルからこう行って、うちの企画通用するのみたいなとこですよね。
曽我: で、名だたる広告会社が上場企業として、なんかその中で、要するに挑戦するいうことによって、やっぱ、力足りないなとか、意外とここ通用するじゃん、っていうものも知りたくて。
なるほどなるほど。
曽我: で、それって結局そのノウハウとか失敗も成功もあれですけど、がローカルに活かせるようになるし。
そうすっとローカルのそれこそプロモーションであったり、IRであったりっていうところを、各企業に対する提案っていうのも精度が上がってくると思うので、今はもちろんローカル福島の仕事もやりつつ、首都圏のところにもちゃんとっていう。
なるほど。首都圏の方にね実際にチャレンジしてみたいっていうのもオンラインっていうのは、逆を言うとすごいチャンスなわけですよね。
曽我: なんかそうっすね。
参入していきやすいってかお手軽にそういったところでやりとりできるし、それで自分の通用するとこしないところもわかるし、それで改めて自分たちの強み弱みもわかるわけですよね。それを持って帰って、また地元でまた仕事ができるし、さっき言ったノウハウに繋がっていくわけですもんね。
曽我: そうですね。けっこう首都圏とかで、話聞くんですけど、もちろん、最新のトレンドを持ったマーケティング手法とか、それこそwebマーケテとかっていうところで、ローカルだとそんなにこう、あの、日常会話では出ない。
うん。出てこないですね。
曽我: でも、首都圏ってそれが日常会話で要するにコンバージョンだとか、そこを基に全部起点を話しているわけなんですけど。
でも、何かこれ福島っていうか田舎者の特権だとは思うんですけど、福島の会社数でいくと、結局かわいがられるというか。
なるほどね。
曽我:あっ福島来たんだと思うんで。
曽我:なんか結構この前も、それこそ6社コンペぐらいのやつがあって。
うちあんまコンペでないんすけど、チャレンジだと思って出たんですね。
とある上場会社のネットショップのブランドネームで、でこれまだ結果出てないんですけど2社まで残ってて。
おー。
曽我: もう10月それこそワクチン注射を打った直後に行って、なんですけど。
それは、東京に行って?
曽我: それは、オンラインで。
それで何かって初回のコンセプトワークの提案で、A3のペライチに全部手書きでコンセプト書いてっていう場に持ってったんです。
なるほど、これだけ?
曽我: これだけ。新幹線でめっちゃビビってましたよ(笑)新幹線で「俺これ持って戦いに行くのか(笑)」と思って。
これで(笑)
曽我: たぶん、他はこれぐらい用意して、なんかマーケットはこうなってます、とかやると思うんですけど。
これだけかぁみたいな(笑)
曽我: うん(笑)うちそこで多分勝てないし。だったら何かもっと本質的なところをやろうと思って。
なるほど。
曽我: グラフィックレコードってレコードを撮ってよく打ち合わせでそのイラストにやる技法があるんですけど、うち結構それを使ってて、それ1枚ペライチで持ってって。
プレゼンしたんすけど。コロナ禍だったんで、3mぐらい離れた経営者・役員の方いて、全然手応えなくて(笑)
「終わった~反応なんかいまいちだったかな」みたいな感じで(笑)
曽我: で、僕もそれは何を提案したかっていうとECサイトをやるんで、もうはっきり言ったら、ECモール楽天とか、いろんなものがあって、絶対的にそっちの方が便利だし。会員ポイントも含まれて、支払いも含めてそっちの方が便利なんで。
じゃなんで独自ECモールで買うのかってなると、これはやっぱそこは機能面で戦っても勝てないから。
うん。
曽我: やっぱり人でしょうと思って。
要するに、ひと気が感じられるECサイト、っていうふうな提案をしたんですね。
そうすると、何かこう、その会社のことうすげー調べていくと、すげー創業者とか、人が大事だというふうにほんとこの会社も言うと。やっぱ人ですよね。
なるほどね。
曽我: 経営者ぽかんだったですけど、終わったなと思ってたら連絡きて、この現場に落としたら、現場の人、実際にやってるスタッフがすごい気持ちをわかってくれて。
なるほど。うん。
曽我: やっぱり僕はその人たちが現場でやる人たちがモチベーション上がらないとおそらく成功しないねっていうことを考えたときに、一つその提案が、まーまだ結果出てないんですけど。
一つあれですよね。結果としては、ある意味受けられいられてるわけじゃないすか。
曽我: そうですね。なのでそういった意味でも、首都圏だろうがローカルだろうが、本質ってそんなに。
変わらないんじゃないか、って。
曽我: それをなんかないがしろにして、マーケティング用語を使ってごまかすよりは、本質の話をした方がいいと思うし。
なるほどね。ちゃんとおそらく曽我さんのさっき、でも繋がってますよね。全力でやらないで手を抜くだとか、全力でやってくってのが将来繋がると思うっていうのと今の何か言葉で何かこう、かっこよく見せるよりはちゃんと本質の話にしていった方が繋がると思うというような。何かこう妥協しないっていうかね何か正しいところは正しくやるっていうふうな、何かそんなところを負けない何かこう、土台の部分というかな、そんなところが今話を聞いていると、繋がってきますね。
曽我: それこそ、福島の某不動産会社の社長から、「曽我さんって本当にマネタイズ下手っすよね。」って。
なるほど(笑)
曽我: うまくしてると思うんですけど、でもだから何て言うんすかね。経営者って常に悩んでると思うんですけど、すごいどっちにしろ悩むんだったら、何かちゃんと悩むというか。変なことして悩むより。
ちゃんとね。真正面からいってね。
曽我: というのがあります。
なるほど。
ワイアードブレインズ 会社は5年後10年後会社をどうしていきたいか
この今の従業員4人3人?
曽我: 僕含め4人。
この後のさっきもう会社作るときに5年後10年後って話しましたけど、これから来る会社としての5年後10年後って考えたときに、どういう会社でありたいのかであったりですとか、さっき大きくする、していきたいわけではないっておっしゃってましたけども、何かどういう会社にしていきたいのかですね。世の中からどういうふうに見られる会社でありたいのかというような、そんなビジョンといったところはどんなところですかね。
曽我: 5年やってみてっていうところも踏まえて、あとこのコロナっていうところも踏まえていくと、けっこう会社って何のためにあるのかなって最近思ってるんですよ。
でウチも、まあ地方3人いて2人は、ほぼほぼ地元でやって、かれこれ2ヶ月ぐらいそもそもあんまり会ってないんですよね。
なるほど。
曽我: そこだけ取ると、要するに会社って出社して、顔合わせて要するに箱の中で仕事をするっていうことだと思うんすけど、別にそれってやんなくってもいいよね、うちの会社の役割って何だろうって。
なるほど。
曽我: 例えばリモートしてると。ぶっちゃけ何してるかわかんないじゃないすか。
うんわからない。
曽我: うち日報とかもないので、おはようございますと、あとその案件の進捗をやってもらってでお疲れ様でした。
しかわからないですね。
曽我: それって、信用するしかない。
そうですね。
曽我: 信用しきるしかなくて、っていうのって、うちの会社の社員だから信用するってわけではなくて、そいつだから信用できるんだなっていう。
なるほど。
曽我: だから、そのなんか会社という縛りの中で管理をする部分っていう、時代じゃないんだよね。
特に、うちらの業界とかは、やっぱりクリエイターですし。
だから言ってるのは、会社と、労働時間は、極力アウトプットだけしてほしい、って言ってんですよ。
勤務時間はもうアウトプットだけ。
曽我: だからうち本当に60ページで本当に終わるし。土日も休みにしてるし。
なんていうか、これ、いわゆる他の制作会社はわかんないですけど、けっこう業界的に言うと、すげえ夜中までやって寝ずにやってみたいな感じだと思うんですけど。人間が8時間アウトプットするって。
そうですね。
曽我: もう相当大変。大変だと思うんです。
だから、僕は6時で終わってそっから家族ともだし、週末はキャンプ行ってもいいし、そこで何かインプットをして欲しくて、勉強するでもいいですし。
だから極力この8時間っていうのは、うちの会社の社のお願いをしたらできるだけアウトプットして欲しいっていうことなので。
なるほど。
曽我: そうですね。何でしたっけ、今後数年間だからってなると、会社の規模、みたいなものより、信頼できる人間がそれは社員、外部も含めてなんかどれだけいるかっていう謎の答えしかない。
なるほど。
曽我: で、うち(会社)がなにかのプラットフォームになればいいなと思ってます。
そういう人たちが、社員だろうがパートだろうが、うん。
うちに例えば、ご相談いただいたクライアントさんの案件をどうやってみんなで解決するならば、検討をしてった方が、うちの会社ではできないこともできるだろうし。
なるほどね。
曽我: なんていうか、考えすぎかもしれないすけど、今はその不確実性の時代って言われるじゃないですか。
BUCAとして、要するにコロナウイルスだ震災だ戦争だ、ね。
だから全部きて、明日どうなるかわかんない、ときに結構10年後のビジョンってなかなか立ちづらいんですよね。
いま商品の消費サイクルってめちゃめちゃ速いし技術革新も。
早いですね。
曽我: ていうことを考えると、あんまり先読みしてもいけないと思うんすけど、特に僕らクリエイターみたいなのって。
下手すりゃ今、半分例えば、ある程度フォーマットでWebサイトを作れたりとか動画とかもAIがやったりとかっていう時代になってきたときに、僕らの存在価値みたいな、ことは次考えますね。
皆さんこれから先どんどんね、変わっていく中で。
曽我: はい。でもさっき言ったように、01にはAIはできないんじゃないかなと思ってるので。
すごい手間暇かかるんすけど、将来のビジョンを踏まえても、将来性を踏まえても、この01にする、知識と経験と体力は今のうちに蓄えとくとか、何か将来生き残る術かな。
なるほど、なるほど。さっきのノウハウ貯めるときと一緒ですよね。今とにかく一生懸命やって。
曽我: そうっすね。
妥協なくね。それが、必ず後で繋がってくるって。
曽我: うん、本当に。5年後10年後とかマジで何か、私マーケティングとかも全部、今もそうですけど、いやいや(AI)あるんで、そっちの精度高いしって。
俺たちの改善なんなんだってなってますからね。
ワイアードブレインズ 会社はどんな人材が欲しいか
なるほどね。ちょっと最後にそういった先々見据えてさっきのが信頼できるかっておっしゃってましたけど。やっぱりこうなんか曽我さんが考える何でしょうね。言うなればお金出して欲しい人間というか何かそういったとこやっていこうってなったときに、信用できる人間ってどんな素養を持った人なのかなというところをちょっとお聞きしたいんですけども。
曽我: そうですね。さっきうちの製作にも聞いてきたんですよ、どんな人欲しいかっていうと、さっき言ったように多分言われたことをやる人ってもちろん言われたことを言われたということっていうか、やれる能力は必要なんですけど。
言われたことをやるのは多分AIがやるんです。ってことを考えると、やっぱ01にするんでそれが別にできなくても、チャレンジをする人、その自分のその例えばデザイナーであったりしたときにそこの自分のやっぱり誇りがあって絶対的にAIにできないことを僕がやるんだって、思って動ける人。
なるほど。
曽我: で、それっていろいろ答え違うかもしれないんですけど。
僕の会社でいうと、そこはやっぱり基本人にコミットするので、クライアントの要望を深掘りしてって、AIが見つけられない課題を探し出してってそこを改善してくっていうことなので、だから、そこのコミュニケーション能力と、あとチャレンジスピリッツがある人。
うん。
曽我: 結局、だから、記者の仕事って正解がないんじゃないですよね。
形のないものを作っていくわけだと思う。
曽我: なんで、さっき言ったように正解は僕にないというかクライアントのとこにあると思うんで、それを見つけていくっていうのと、あとはやっぱりこれからの時代は、ロジカルじゃなきゃいけないなと思ってるんですよ。
ロジカル、なるほど。
曽我: もちろんノリとか、感情とかってすごい大事なんすけどそれも踏まえて、それをいかにロジカルに組み立てられるかっていう人がいたら、めちゃめちゃ強いだろうなと。
なんかね。とするところ感覚でとかね。その人の生まれつきのセンスではなく。そうじゃなくてちゃんとそれがなんかこう数値化できるというか。
曽我: そうですね。それで僕はコミュニケーションだと思ってて。
例えば、めちゃめちゃうまくデザインしたときにいいねってなるのと、いいねっていう人となんか違うねっていう人絶対いるわけじゃないすか、正解がない。
はい。
曽我: そのときに、この自分の発想で作ったものをロジカルに説明できないと、やっぱり伝わらないことってあって。
ここなんでこうしたかっていうのは、こうだからこうでこうしましたっていう論理的に言語化できないと、これから何か厳しいんだろうなと。
なるほど。
曽我: それってAIに聞けないじゃないですか。
聞けないですよね。
曽我: これ何でこうしたのって言って答えるの。
なるほど。そういうところがまさにやってくださいっていうかね。
曽我: ちゃんとそうですね。なんかそういう人がもちろん、このローカル・首都圏問わず多分活躍するんだろうなと思うし。
うん。
曽我: ぶっちゃけその福島にいても、首都圏の仕事はできるし。
もしかするとローカルの方が最先端かもしれないしっていう。
で、まあ結局自分主体かなと思いますね。
わかりました。ありがとうございます。
ワイヤードブレインズについて
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